
6月14日(日)、福岡市のキャナルシティ博多にて
福岡県の友好省である中国・江蘇省の観光プロモーションが開催されました。
九州観光推進機構と江蘇省は2005年11月に
観光交流及び友好提携に関する協定を締結しており、
今回のプロモーション活動にも協力させていただきました。
当日は、多くの来場者の方々が注目する中、
特設ステージで京劇や舞踊が披露されたほか、
江蘇省の観光地についてのPRなども行われました。
また、同省の周旅游局長から当機構の大江本部長に対し
「江蘇省観光の一千万元大優待プレート~九州の皆さまへ」が贈呈され、
壇上で固く握手を交わしました。
九州観光推進機構の海外事業では
国外からの観光客誘致を主業務としていますが、
このように提携関係にある海外自治体とも協力して各種事業を行っています。
※今回のプロモーションを受けて、
九州から江蘇省へ観光に行かれる方には
一定の割引サービスが適用されることになっています。
詳細については九州観光推進機構海外誘致推進部までお問い合わせください。
今回は、ある筋からの情報提供に基づき、「まちあるき」の紹介は一旦お休みして、熊本県山都町の八朔(はっさく)祭の紹介です。
今年の開催日は、9月1日(土)~9月2日(日)までの2日間。開催場所は、熊本県山都町(やまとちょう)の浜町一帯です。
由来は、豊作祈願のため、その年の収穫の目安を立てる旧暦の八朔の日(8月1日)に始まった祭りとされ、2日間で様々な催しがあるのですが、何と言っても呼び物として有名な催しは、「大造り物引き廻し」で2日の13:00から行われます。この「大造り物」は、高さが2~3m、長さが7~8mという巨大なもので、町内で10程度組織されている「各連合組」が工夫を凝らし、それぞれに特徴ある「大造り物」を制作して、その出来栄えを競います。狭い町内のメインストリートにこの「大造り物」が引き廻される姿は壮観です。
写真をみただけでは、分かりにくいと思いますが、「大造り物」の制作に当たっては共通のルールがあり、材料は全て地元の杉、竹、松笠等の自然のものを使用することとなっています。材料集めが大変なのですが、自然の恵みに感謝する祭りでもあるのです。
また、山都町は、肥後の石工が生んだ傑作である石橋「通潤橋」の放水でも有名です。八朔祭りに合わせて、2日(日)は約2時間おきに計6回の放水が行われますので、これを機会に見学されてはいかがでしょうか?
通潤橋は水路として江戸時代に整備されたのですが、人も渡れます。上から見ると、こんな感じです。
山都町へのアクセスですが、やはり自家用車が圧倒的に多く、祭当日は、交通規制も引かれます。もちろん、熊本市内からも路線バスはありますが、なんと福岡からも高速バスが走っています。福岡・延岡間を走る高速バス「ごかせ号」は、この山都町(旧矢部町)を通って、五ヶ瀬町、高千穂町を通り、延岡に着くのです。この事実は、意外に、というよりも、「ほとんど」一般の人には知られていません。是非、これを機会に高速バスを利用してお出かけしてみませんか?
八朔祭の詳細は、山都町役場ホームページで確認してください。
http://www.town.yamato.kumamoto.jp/
お盆休みで間が開いてしまいました。申し訳ございません。(誰も期待していないから、気にもされてなかった?)
さて、タイトルの阿蘇神社門前町の水基めぐりについては、既に「その1」で概略をお話ししたわけですが、モータリゼーションの発達に合わせた郊外の大型店舗に押されて、全国の「商店街」はどこも厳しい時代を迎えています。 その中で、これだけの取り組みが進んでいる理由は、やはり、商店街の皆さんの努力の賜物ということが言えるでしょう。
私の拙い紹介よりも、(財)阿蘇地域振興デザインセンターのホームページから、以下のアドレスに入っていただくと、商店街の皆さんの取り組みがよく分かりますので、是非とも参考にしていただければと思います。
http://www.asodc.or.jp/report/002/index.html
それでは、次に(財)阿蘇地域振興デザインセンター(以下「阿蘇DC」と略します。)の取り組みも是非ご紹介したいと思います。個人的には、事務局の皆さんには“非常に”
お世話になっているのですが、その取り組みの一つに「阿蘇カルデラツーリズム スローな阿蘇づくり」があります。考え方を説明すると、自家用車で忙しく阿蘇を巡るのではなく、阿蘇をゆっくり歩き、またはのんびりと自転車で巡り、地元の人たちと触れ合いながら、阿蘇の自然、歴史・文化を体で感じる新しい旅のスタイルの提案です。農村を楽しむグリーンツーリズム、自然を楽しむエコツーリズム、商店街を楽しむタウンツーリズムという大きな3つの柱と、それらをサポートする循環バスやサイクルトレインなどの交通システムが実証実験を経て、具体的に展開されています。
これまで紹介してきた水基めぐりも、このタウンツーリズムの一環というわけです。そして、阿蘇地域全体では、その他にも様々な取り組みがあります。その1でも取り上げた
ASO-TVのホームページを是非、じっくりとご覧ください。
http://www.aso-tv.com/index1.htm
阿蘇の多様な魅力が満載です。阿蘇観光は、決して火口観光だけではありません。阿蘇には、営々とした地域の人たちの活動があります。 お馴染みの草原の風景も、有名な野焼き等を含めた地元農家の皆さんの活動があって、維持管理されています。
ある意味、「人の営み」があってはじめて維持され、価値を持ち続けるという点では、草原の風景も商店街も同じ、と言えます。このような視点から「地域づくり」を進めておられる阿蘇DCの皆さんには敬服するばかりです。
「スローな阿蘇づくり」に共感いただいた皆さん、是非一度、公共交通機関で阿蘇観光、という「チャレンジ」はどうでしょうか。
(うーん、結局、写真データを入れる部分が無かった・・・。ビジュアル的に問題、と指摘受けちゃうのかな・・・。)
さて、「まちあるき」紹介の第2弾です。また文章だけが長くなってしまいますが、お付き合いいただければ幸いです。というのも、私の担当分については、九州観光の素材をビジュアル的に分かりやすく伝えることを必ずしも第一の目的とせず、その背景にあるものを詳しく説明していきたい、と考えているからです。
九州観光推進機構ホームページ上での特集記事や、他の人が担当しているブログでも様々な九州観光の情報が実際に提供されていますし、ましてやインターネット上には巨大な観光地に関するデータベースが存在します。また、観光をマーケティングしていくと、直接の誘客要因となる情報はやはり「口コミ」とされていることから、ネット上での「口コミ」観光情報提供サイトも数多く見られます。業界のニュースとかをチェックしていると、そのようなサイトを新たに立ち上げた、という記事も多く見かけます。そのような環境の中で、機構スタッフとして、他のサイトとできるだけ違った視点から紹介していきたいという思いから、文章による説明を多くしたブログを続けていこうと考えています。
おっと、さっそく前置きが長くなってしまいましたが、第2弾は、阿蘇市の阿蘇神社門前町のまちあるき、です。これは「水基(みずき)めぐり」とも言われています。阿蘇と言えば、阿蘇火口見学、草千里の牛の放牧、大観望をはじめとする阿蘇外輪山からの雄大な眺め、そして、阿蘇ファームランド、カドリードミニオン、阿蘇猿回し劇場等々の観光施設、皆さん、様々なイメージを持たれていると思いますが、実は「まちあるき」も最近は有名になってきてるんです。阿蘇市、旧一の宮町の仲町通り商店街。ここは、阿蘇神社の門前町として知られています。
阿蘇神社と言えば、我が国でも有数の由緒ある神社で、日本三大楼門に数えられる大楼門でも知られ・・・と、神社のお話しはまた別の機会に譲るとしまして、阿蘇神社の「全国的にも珍しい横参道」近くの商店街が「水基めぐり」の場所です。
通りの様子は、こんな感じです。ちなみに「水基」というのは、阿蘇の自然に恵まれ、水が豊かなこの地域ならではのもの。水の基(もと)の名の通り、湧き水が出ている場所のことを言い、商店街には15箇所ほどの水基があります。そして、商店街には休憩所のある店もあり、熊本特産の馬肉を使った「馬(ば)ロッケ」、この地の名水を使ってできたお菓子「たのシュー」などなど、多くのお店で「ここにしかない」味を楽しむことができます。水基で湧き水を味わい、「食べ歩き」も同時に楽しむことができる「まちあるき」になっていて、前回ご紹介した山鹿と違い、観光案内人の案内のもとでまちを歩くというよりは、自由散策をマイペースで楽しむ、という感じの場所です。詳しくは、一の宮TMO構想によって設立されたマネージメント機関で制作されている以下のサイトをご覧ください。
まちづくり阿蘇一の宮
また、阿蘇観光の動画サイトである「ASO-TV」では、「タウンツーリズム」という概念により阿蘇地域の様々な商店街の楽しみ方を紹介していますが、その中で「門前町商店街~水基めぐり~」も動画で紹介されていますので、そちらも是非ご覧ください。
阿蘇テレビ
次回は、商店街のお話しや「タウンツーリズム」について、続けてご紹介してきたいと思います
その1からの続きです。西日本新聞主催「九州よかとこ案内人大賞」を受賞された「米米惣門ツアー」の内容なのですが、名前のとおり「米」をキーワードに豊前街道の「惣門」からスタートする「まちあるき」です。と、言葉にしてしまえば簡単ですが、そこには様々な背景があります。
山鹿は菊池川流域のまちです。この流域の山鹿のお隣、菊池市七城町でとれるお米は、食味日本一を受賞したことがあり、以前から「米どころ」として知られています。その「米」と、菊池川の水運と豊前街道の陸上交通がクロスする地点が山鹿です。
よって、豊前街道沿いには米に関する商家が並び、米米惣門ツアーでは、その酒蔵、味噌蔵などを巡っていきます。ちなみに、ツアーを主催されている下町惣門会の会長である井口さんは、天保年間から続く麹専門店「木屋本店」のご主人です。
もっと続ければ、有名な芝居小屋・八千代座も明治時代の山鹿の商家の繁栄ぶりを示す「象徴」とも言えますし、山鹿が江戸時代から交通の要衝であったことは、西南の役で戦いの舞台となったことでも分かります。
また、菊池川流域のおいしい米は、阿蘇外輪山からの豊かな水と、その水の流れが作り出した肥沃な土地が生んだ産物と言われており、山鹿から菊池、そして菊池渓谷から阿蘇外輪山、という有名ドライブコースも、このような視点から眺めてみれば、これまでとはひと味違った風景が楽しめるのではないでしょうか。
米米惣門ツアーでは、ストーリーのある充実した観光案内のおかげで、このように一つ一つの素材が実は「繋がっている」ことを「一見さん」のお客さんでも実感できます。
とにかく、百聞は一見にしかず、です。是非、体験されてみてはいかがでしょうか。
予約制で有料です。申し込みは、山鹿温泉観光協会にどうぞ。また、参考までに山鹿市観光のご案内「山鹿探訪なび」をご紹介します。
私ども九州観光推進機構では、昨年実施された「長崎さるく博」を代表例とした九州各地にある「まちあるき」ツアーの情報を取りまとめ、本年10月からの3ヶ月間を「九州さるく(仮称)」実施期間としてPRしていきたいと考えています。今、参加を希望される観光案内人団体を募集しているところです。お問い合わせは、九州観光推進機構事務局までお願いします。
次回も、九州の「まちあるき」についてご紹介したいと思っています。よろしくお願い申し上げます。
私は、九州観光推進機構のhiroです。実は、安田大サーカスのhiro君と体型が似ているため、今の季節、職場では「暑苦しい」と鋭い指摘を受け、つらい立場に置かれているのですが、なんとか頑張っていきたいと思います。
第1回目は、熊本県の山鹿温泉をご紹介したいと思います。
山鹿市は、1市3町が合併しかなり広いエリアとなりましたが、今回は山鹿市の中心市街地にある山鹿温泉地域を対象とします。
この地域は、今年になって数々の賞を受けておられます。まず、山鹿温泉の街並みを代表する「豊前街道」は、国土交通省の平成19年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」に選ばれました。
また、山鹿温泉観光協会の観光地づくりの取り組みが、(社)日本観光協会の平成19年度「優秀観光地づくり賞」に選ばれ、さらに、熊本県の第6回くまもと観光賞では、「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」などのイベントへの取り組みが評価され、「観光大賞」に選ばれました。
さらにさらに、西日本新聞社創刊130周年記念事業として行われた九州で活躍する観光案内人を顕彰する「九州よかとこ案内人大賞」でも、最高賞である大賞に、山鹿の豊前街道の街並みを案内する「下町惣門会」が選ばれました。
特に個人的に素晴らしいと感じているのは、豊前街道の「街並み」そのものと、その地の観光案内人の方々の取り組みが同時に受賞されていること、つまり、ハード整備とソフト整備の双方の面からの「まちづくり」が評価されている点です。さらに、イベント等も高く評価されており、多角的な見地から表彰を受けておられることが分かります。実際、まちづくり、観光振興、商店街活性化などなど、様々な名目での視察が最近増えている、とのことでした もともと、山鹿の観光と言えば、まずは温泉ですが、幻想的な美しさで有名な8月の「山鹿灯籠まつり 千人灯籠踊り」は、全国ネットの有名報道番組で生中継されたこともあります。また、明治の終わりに建てられた国指定重要文化財の芝居小屋「八千代座」も改修工事を経て多くの観光客が訪れています。
そのうえで、「豊前街道の街並みの再現」という地域コンセプトの元、豊前街道沿いの歴史的建造物に観光案内という価値を付加した下町惣門会が実施する「米米惣門ツアー」や、夏だけでなく冬にも「山鹿灯籠」で観光客を誘致するイベント「山鹿灯籠浪漫百華百彩」といった新たな観光素材が生まれ、温泉旅館・ホテルの方々だけでなく、地元商店街や市内、市外からの多くの関係者が集まり、ネットワークが生まれ、それぞれに相乗効果を生み出しつつあります。
と、ここからはいよいよ「九州よかとこ案内人大賞」受賞の「米米惣門ツアー」の内容ですが、・・・と続けば格好いいのでしょうが、さっそく性格が出てしまい、第1回から文章だけが長くなってしまいましたので、以下は「その2」に続きます。